シボのある白い布、完成!


細いウールと綿の糸を使ったFさんの作品。
ウールと綿の縮み方の違いでシボのある布を創る計画でした。
結果は縮み方の違いははっきりとはでなかったけれど、全体に起伏のある面白いテクスチャーの布に仕上がりました。
ウールの部分は密度が粗くふわっとしていて、綿の部分は密度が細かくしっかりと織られています。
綿は単糸なので微妙に太さが違ったり、撚りが戻り気味のところがあったりするので表情があります。(多くの糸は何本かの糸を撚り合わせてあります。身近な糸、縫い糸や編み物の毛糸などほぐしてみると分かります。)
縮み方の違いをはっきり出すにはウールの部分、綿の部分、それぞれの密度を変えて試し織りしていかなくてはならないようです。
最初は織り上がってから染める、とのことでしたが、生成りの感じが思ったより良かったのでそのままストールとして使うそうです。


Fさんはこの作品の後、同じテーマで色や素材を変えてたくさんの作品を家で織られていて、毎週新作を見せてくれます。
作品が増えていくほどにFさんのカラーが出てきているみたい。
本当に研究していてこのペースでいくと今年もまた作品展ができそうですね!