ちゃぶ台と木枠 


数年前、知人宅の物置の中で古いちゃぶ台を見つけました。
表面は傷がついていて足も壊れていたけれど一目で気に入ってしまって、お願いしていただいてきてしまいました。
もう使わないから、とのことだったけれど、知人ご夫婦が新婚時代(たぶん50年以上前)から使われていたという思い出のちゃぶ台なので、大事にしなくては、とちゃんと修理して使う事にしました。
修理をお願いしたのはT(うちのダンナサマです)が仕事でお世話になった建具職人さん。
本来は戸や障子など細かい所を作る職人さんなので専門外なのですが、引き受けてくれました。
壊れた足の部分の修理をお願いしたのですが、昔堅気の職人さんはそんな中途半端な仕事はできる訳が無く・・・
すべての部品をバラバラに外し、ひとつひとつ表面にカンナをかけて組み直し、足もちゃんと折り畳めるように直し、最後に古い傷もほどよく見えるような塗料を選んで塗装、という工程を経て見違えるような姿(と言っても長く使われた良さもちゃんと残ってる)になって帰ってきました。
専門外なので使う道具も違うということでやりにくかったと思うけれど、職人さんの仕事ってすごいなぁと思いました。


で、木枠は、というとTがお礼に職人さんの家に行った時見つけてきたのですが、こちらもその方の作られた物です。
話を聞くと織りを習われている奥様のために作られたとの事。
私が普段使っている中古の物とは違って、ものすごくしっかりしています。
こちらも無理言っていくつか頂いてきてしまいました。


どちらも大事に使わさせて頂きます。
教室に来られている皆さん、玉巻き器や管巻きは食卓テーブルの方に取り付けてお使いくださいね(笑)! 


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