冬の森と伊藤若冲

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簡単に春にはならないって分かってはいるんですが・・・それにしても寒い。
まだまだ冬です。
昨日は−9.4℃まで下がったようです。


近所の森で撮った写真。
木の枝と積もった雪のシルエット。
繊細な枝と、丸っこく積もってる雪が好きです。
うしろは池なんだけど真ん中に一本の線が見えます。
何かの足跡ではなさそうだけど何だろう?
気温の変化かなにかで氷にヒビが入ったのかな?


伊藤若冲の絵にこんな感じのがありました。
数週間前にテレビでやっていてすごく良かったので、図書館で本を借りてきました。

絵を描くことが本当に好きで没頭していた反面、人間味のある人だった(番組に中でも若冲さんって呼んでた)っていう所もいいし、何より絵がすごい。

とてもリアルだけどユーモラスで、ひとつひとつのいきものたちがすごく生き生きしている。

何かが宿っている感じ。

いきものの中の「神気」(ってどんなものだろう?)を知りたくて数十羽の鶏を飼って朝から晩まで観察して見尽くして1年たってやっと筆をもって写生を始めてそれが2年も続くんだって。

その頃には、岩や草木にも「神気」が見えていてあらゆるいきものを自在に描ける様になったんだって。

すごいなぁ。

そんな凄い人の絵を見て、いきいきしていて何か宿ってるようなって思うんだけど、神秘的とかじゃなくて、かわいいなぁ、とか思わずにっこりになっちゃうところがとても好みです。

ほんとに凄い人だったんだなぁ。
あ、これは?!と思ったのは晩年に描かれたという『伏見人形図』
以前花ちゃんからもらったハガキがこれでした。
若冲さんだったのかぁ。


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