色糸効果

*ただ今織り機に空きがあります。教室案内はこちらから 

2色の糸を使い、経糸の並べ方や緯糸を入れる順番を変えたり、タイアップ(ソウコウと踏み木の結び)を変えて平織りから綾織りにするといろいろな柄を織る事ができます。
色糸効果と言うのですが、千鳥格子網代織りもそのバリエーションのひとつです。
写真はKさんの作品。
織り見本の中から好きな柄をいくつか選んで柄違いの小さいマットにしました。


こちらはNさんの網代織り。
網代はやってみたいけど、あまりはっきり柄が出るものは使いたくない、とのことでこの色使いになりました。
ちゃんと柄が出るか心配していたけれどきちんとさりげなく網代柄になっていました。



教室で使っている織り見本は、以前川島テキスタイルスクールで織ったものです。
30cm×200cmの中に約150種類の柄が入ってます。
この中から織るものを選ぶのは結構大変です。
微妙に違うものも多いのでわからなくなったりします。
この他にもドビー機*1で織ったいろいろな組織のサンプルがあります。
こちらはかなり細かくて経糸は1cmに20本も入ってます。
サイズは30cm×300cmもあって果てしなくいろいろなパターンが続いています。
細かーいギンガムチェックとか、微妙に違う縦縞とか見ているととっても楽しいのですが、これはもううちの機では織れないので参考までに出して見てもらっています。
手織りというよりは、布地を作るデザイナーさんの範囲ですね。



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*1:16〜24枚の多ソウコウで一本の踏み木の操作で複雑な文様を織り出す機械です。学校にあったのは確か16枚ソウコウ、枚数が多くて混乱しそうですが、組織ごとにあらかじめ紋紙をセットするので織る時は一本の踏み木を踏むだけです。一つの開口につき1枚の紋紙が必要なので複雑な組織になると紋紙が増えていきます。