テレビの放送と大学での講義


手にとって素材や染料を見ている学生さんたち

先週は、NHKのニュースでの「保育園で生葉染め」の放送と、札幌大学での講義がありました。
どちらも無事終わりました。


テレビの方は雨が降りそうだったので外ではなくホールになってしまったのが残念でした。
本当に素敵な園庭なのにがっかり。
でも子供たちの楽しそうな様子は伝わったかな?
私は限られた時間で話さなくてはいけなかったのですごく緊張しました。
(リハーサルでは1分もオーバーしてたので・・・。)
話したい事はたくさんあるのですが、あの場合は楽しそうな様子が伝わる事が一番大事です。
映りなんて気にしてる場合じゃなかったかも。
見てくれた人と話していて「変な顔で変なしゃべり方だった〜!やだやだ!」と言ったら「いつもとおんなじだよ」って言われました(笑)。
写真が無いのでテレビからの画像をちょこっと。
染液の色がよーく染まりそうな緑色をしている所がちゃんと映ってます。
布を引き上げて青に変わる所が映るともっと良かったんだけど。



札幌大学での講義は、何度か打ち合わせをして、内容や流れを決めていました。
このお話をくださった田中先生が古代の染めの話をし、それに併せてその染めっていったいどんなものなのか私が説明するという形になりました。
1日目は「紅花染めの話」と「天然繊維の種類」「染めるとはどういう事か〜染めの化学」を話しました。
藤の木の皮の繊維、蚕の繭、弾けた綿の花、乾燥した紅花、天然染料で染めた糸などを実際に見てもらい、綿は糸車を持って行き、糸を作る体験もしてもらいました。
2日目は藍の話を中心に進めました。
「藍とは」「藍染めの化学」
乾燥した藍の葉と花、沈殿藍、学生さんたちも履いているジーンズなどを見ながら説明しました。
最初「アートプロデュース論」ってどういう事を話せばいいのか困ったのですが、私の活動の中で「藍の生葉染め」が一番近い話になりそうだと思ったので、その事をお話しました。
ちょうど三日前がNHKの放送だったので、その時の映像も流しながら、なぜ生葉染めなのか、保育園でやる理由などを話しました。
講義の間は田中先生が私が話しやすいように上手く進めてくださったのでとても助かりました。
90分間をまるまる一人でやるとなるとすごく難しかったと思います。
数名の学生さん達には、資料の準備と当日のお手伝いをして頂きました。どうもありがとうございました。
反省点はたくさんありますが、
人に説明するという事で改めて本や資料を見返して勉強できたし、
特に染織に興味があるわけではない大学生にどんな話をすればいいのか、どう話せばわかりやすいか、などいろいろ考えてる事ができた今回のお仕事でした。


ちょっと続いた外に出るお仕事でした。
いろいろな人との関わる事は楽しいし勉強にもなるけれど、しばらく自分の制作から離れていたのでそろそろ手を動かしたくなってきました。
この後はしばらく篭っていようと思います。(でももうすぐ夏休みなんだなぁ・・・)


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