藍の生葉染め

*ただ今織り機に空きがあります。教室案内はこちらから 

もう9月になるのにまだまだ暑い札幌です。
本当に暑くて北海道じゃないみたい。
こんなに湿度が高い夏って今まで無かったような気がします。


先週、先々週は藍の生葉染めをしていました。
おととしまでの5年間は、畑を借りて自分で藍を育てていました。
最初の2年は天候に恵まれたのと、畑が持っていた養分(前に使っていた方がちゃんと土作りをしていたのだと思う)のおかげであまり手入れをしなくても大きくて良い葉がたくさんできました。
雑草もたくさん生えてたけど、藍も立派に大きくなってました。
ところが3年目からはあまり良く育たなくなってしまいました。
それでも面積が大きくてたくさんの株があったので、葉は小さいながらも何とか自分の糸は染める事ができました。
原因は完全に手入れ不足です。
あまり手のかからない藍だけど、ちゃんと土作りをして、マメに様子を見て草を取って、必要だったら水をあげて、とお世話をしてあげないと立派な葉は育たない、という事を実感しました。
あたりまえの事なんだけど、最初の2年間よく育ったので簡単に考えてしまったようです。
葉の茂っていないたくさんのかわいそうな藍たちを眺めていたら、間違ってるなぁ、と思えてきました。
畑は小さくてもいいからしっかり手入れをして、しっかりと育てて使いたいなぁ、と。
織りや他の染めやその他のいろいろをやりながら作るには借りている畑は遠くて大きすぎました。
それで去年から畑はお休みする事にしました。


去年は染められなかったけど、今年は近くの福祉施設で生葉を分けて頂く事ができました。
この施設では藍を育てて染め、いろいろな作品を作られています。
畑を見せて頂くととっても立派な葉に育っていました。
(道に迷ってしまい約束の時間に遅れて着いたら、暑い中皆さんで刈り取ってくれていました・・・。ごめんなさい・・・。)


2日かけて約8㎏(茎含む)の葉を使いました。
2日共、染め終わるのが夜中になってしまい、体力はかなり使ったけど、生葉染めは本当に大好きです。
何度染めてもドキドキワクワクする染めです。
来年も生葉を分けてもらえそうですが、またいつか畑も再開したいです。



ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ