夏至

今日は夏至。
夏至ってなんとなく特別な感じがします。
人が作ったイベントじゃなくて自然現象？だからかな。
自然現象だけど日食や月食みたいにその時だけ感じるものではないし、
月の形は毎日変わっていくけれど、毎晩月を見てるわけじゃない。
冬至から少〜しづつ日の長さが変わっていくのをみんなが自然に肌で感じていて、すっかり季節も変わって、ここで折り返しっていう日なんですね。
短い夏を喜びたい気持ちになる。
北海道だから特にそう感じるのかな？
本当にいい季節なんですよ、今の札幌は！

去年の冬至の夜、坂本龍一さんと大貫妙子さんの「UTAU」というコンサートを見に行く機会をいただきました。
「UTAU」のアルバムのレコーディングは札幌芸術の森のスタジオで行っていたそうです。（すばらしいスタジオだったって坂本さんが言っていてなんか嬉しかった）
ちょうど夏至の日にレコーディングが終わり、コンサートツアーで全国を回って、最終日が札幌で偶然冬至だったそうです。
「不思議ですね、帰ってきたって感じですね。」と話していました。
冬至ということで照明はすべてキャンドルの明かりのみ、非常口の表示も最小限にされていた中でのそんなお話、とっても印象深かったです。

今日はどんよりとした曇空で、すっきりと乾いた爽やかな夕暮れではないけれど、なんとなくしみじみとした気分になります。
窓の外も、気のせいなのか静かに感じます。