長谷川摂子さん


今年、児童文学者・作家の長谷川摂子さんが亡くなられました。
去年も年末に大好きな作家の佐野洋子さんが亡くなった事を書いたんだったな。
その時にも書いたけれど、長谷川摂子さんの講演がきっかけで自分でも声をだして絵本を読むようになりました。
長谷川さんの絵本では、代表作ではないかと思うけど「めっきらもっきら どおんどん」が好きです。
不思議な感覚になる絵本だな、と思います。
読んでいるといつのまにか頭で考える事をしなくなっていて
自然にすーっと子供にしか見えない不思議な世界に入り込んでいるような感じになります。
朗読を聞いている時はなお更です。
使われている言葉が心地いいんだろうな。
昔からある赤ちゃんのおもちゃのガラガラっていうのかな、りんごんりんごん♪不思議な音のするヤツを鳴らしてぼや〜んとしてしまう時みたいに・・・分かる人いるだろうか?私だけかな(笑)。
夢みたいに、はっきり覚えていないんだけど雰囲気だけ分かってて懐かしいような・・・。

使われている言葉が心地良い本が私の絵本選びのポイントだったりするんだけど、
松谷みよこさんも言葉がとっても心地よい。
穏やかでやさしいおかあさんになったような気になります(笑)。
モモちゃんシリーズ、中谷千代子さんの絵の古いシリーズはもう絶版になっていて
数年前に復刻版が出ていたらしいんだけど気がつくのが遅くてこの一冊だけ手に入れることができました。
やっぱり人気があるんですね。


子供が通っていた保育園は、絵本とかおもちゃとか大事に考えている園で、常に一人2冊づつ借りることができました。
読み聞かせ記録ノートみたいなのものもあって、借りた本の名前と感想などを書いて先生に出すようになっていました。
いつも書くこといっぱいあってぎっしり書いてました。
たまに読み返すとおもしろい。
「どろんこハリー」を借りた下の子が「あれ、あれ、あれ読む!『どろんこはりんこ!』」って言ったので上の子と笑ったら怒って泣いた、とか(笑)。
上の子と私はその本見るたびに思い出して笑いそうになるんだけど、かわいそうなのでこらえてたんですよね。
卒園の時先生が、いつもノート見るのが楽しみでしたって言ってくれて嬉しかったなぁ。
絵本、しばらく読んでいないです。
やっぱり大きくなってくると遠ざかってしまいます。



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